ブックメーカーのハンディキャップとは？ヨーロピアンとアジアンの違いや注意点

ブックメーカーには豊富な賭け方がありますが、ハンディキャップと言われる賭け方もその一つです。

数ある試合やゲームの中で、明らかに両サイドに実力差のある対決を勝敗予想する場合、結果予想がたやすいので配当率は非常に低く設定されます。

そこで登場するのが、スポーツベットのハンディキャップベッティングです。

強い方にマイナス得点のハンデを最初から付ける、もしくは逆に弱い方にプラス得点をハンデとして最初に付けた上でベッティングが開始される方法です。

この興味深いベット方法でオッズアップに成功するので高収入を得ることも可能になります。

ブックメーカー ハンディキャップの基本とは？

ハンディキャップとは、ブックメーカーで使用するハンデ差を付けたベッティング方式のことを指します。

このハンデをベットに組み込む方法は、サッカーや野球、バスケットボールのブックメーカーにもこのベットオプションが提供されています。

例えば実力差のある試合/選手において優勢に立つ側にマイナスのハンデが与えられます。

もしも、指定値より点数やポイントが開いた場合に高配当が手に入ります。

また、ブックメーカーには大きく分けて下記の2種類のハンディキャップがあります。

• アジアンハンディキャップ（Asian Handicap）
• ヨーロピアンハンディキャップ（Europian Handicap）

それぞれハンデの意味合いは同じですが、ヨーロピアンハンディキャップとアジアンハンディキャップはベッティング形式が異なり独自の特徴を持っています。

ハンディキャップはスポーツベッティングの賭け方の一種

試合やゲームにハンデを付け加えて賭けるハンディキャップのように、ブックメーカーには条件や状況に合わせた様々な賭け方が存在します。

各ベッティング方法の特徴や良い点悪い点がありますが、ユーザーは自身が使いやすいもの、効率の良いもの、流行りのものなど自由に使うことが可能です。

賭けを行う競技によっても相性の良い方法が異なります。

• 1×2（マネーライン）
• ランライン
• トータルベット
• ファーストハーフ/セカンドハーフ
• イニングベット
• ダブルチャンス
• シングルベット　など

ブックメーカーのヨーロピアンハンディキャップについて

ヨーロピアンハンディキャップはアジアンハンデと違い、スポーツ競技における引き分けのある試合に適用されます。

ホームもしくはアウェイの勝利、そして引き分けの3種類で決着がつくスポーツ種目に使われるため、選択肢が3つあることになり、そのどれかに賭けて当たれば配当獲得となります。

時に、「3wayハンディキャップ」と呼ばれることがあります。

勝ち、負け、引き分け全てのハンデが付け加えられオッズが提供されます。

ハンディキャップの単位は整数表示となり、オッズ計算をする時も簡単です。

ヨーロピアンハンディキャップのオッズ計算方法

ヨーロピアンハンディキャップの具体例として、以下のハンデでサッカー ブクメの各オッズが設定されていたとします。

• ホーム＝ハンデ－1ゴール、オッズ4.20
• 引き分け＝ハンデ－1ゴール、+1ゴール、オッズ4.33
• アウェイ＝ハンデ+1ゴール、オッズ1.02

上記では、アウェイの方が圧倒的に優位に立っていることがオッズ値でわかります。

ではここでホームに賭けた場合、試合開始時で既に「マイナス1得点」のハンデからスタートすることになります。

つまり、これを的中させるにはホームチームは、2点差以上付けないと勝ちにはなりません。

一方アウェイに賭けた場合は「プラス1得点」のハンデからスタートします。

従って、試合結果がたとえ0-0だとしても賭けは的中することになります。

引き分けに賭けた場合はホームが1点差で勝ち、アウェイが1点差で負けた場合のみが的中となります。

ブックメーカーのアジアンハンディキャップについて

アジアンハンディキャップは、引き分けのない試合にのみ適用します。

勝つか負けるかの2種類からの選択になりますが、ハンディキャップの計算後の結果が引き分けになった場合のみ賭けは無効となり返金扱いとなります。

ブックメーカーから提供されるアジアンハンディキャップのオッズは、0.5刻になるので引き分けという結果は起こらず、必ず結果が出ます。

これが、引き分けの無い勝ち負けのみの試合で利用でされる理由です。

アジアンハンディキャップのオッズ計算方法

ヨーロピアンハンディと違う箇所は、ハンデの単位が0.5単位ずつが基本になり、単純に双方のスコアに足し引きをしながら計算をします。

アジアンハンディキャップの具体例として、以下のハンデで各オッズが設定され、ホームチームに賭けたとします。

• ホーム＝ハンデ－1.5、オッズ2.01
• アウェイ＝ハンデ+1.5、オッズ1.80

ホームチームが1点差以上（1-0、2-1など）で勝利した場合、ハンデは－1.5付いているので不的中となり配当金は発生しません。

ホームチームが2点差以上（2-0、3-1など）で勝利した場合、ハンデの－1.5が付いていても点数は上回るので、配当金が発生します。

アジアンハンディキャップが成立した際の配当金は、「賭け金額×2.01＝賞金」となります。

アジアンハンディキャップの2wayハンディキャップ

アジアンハンディキャップでは、数値が2つセットで表記されていたりすることがあります。

これを2wayハンディキャップベットまたはスプリットハンディキャップベットと呼びますが、意味合いはアジアンハンデと変わりません。

• ホーム＝ハンデ±0，－0.5、オッズ2.01
• アウェイ＝ハンデ±0，+0.5、オッズ1.80

この場合は賭け金が2等分され、それぞれのハンデで計算されます。

例えば$50ベットするとそれぞれの勝敗予想オッズに$25ずつ分配されます。

すると計算結果は5種類に分かれることになります。

1. 両方とも的中して配当獲得
2. 半分的中して＄25ｘオッズの払い戻しで半分は引き分け扱いとなって返金
3. 半分的中、半分負け
4. 半分負けて半分引き分け扱いで返金
5. 両方とも負けて＄50消失

例えば、ホームチームのアジアンハンディキャップに賭けて1番の両方とも的中した場合には、（$25×2.01）＋（$25×2.01）＝$100.50になります。

アジアンハンディキャップの4番の半分引き分け、半分府的中の場合は、$25の払戻のみとなるので合計$25ドルのマイナスとなります。

つまり、2wayのアジアンハンデでは、的中しても元手の金額より上回らないケースもあるという事です。

ハンディキャップをブックメーカーで使う際の注意点

勝敗予想オッズにハンディキャップベットを使う上で、いくつかの注意事項を知ってからベットするようにするとスムーズな賭けを行うことができます。

ライブベットのハンディキャップ

試合進行中でもオッズに賭けることができるブックメーカーのライブベットでは、ハンデを使う時には適用されるタイミングが異なる場合があります。

アジアンハンディキャップとヨーロピアンハンディキャップ、それぞれの適応タイミングを確認しておきましょう。

• アジアンハンデ：ライブベットで賭けた時点から適用
• ヨーロピアンハンデ：ゲーム開始されてから適用

スポーツごとにハンディキャップの呼び名が異なる

ブックメーカーサイトやスポーツ種目によってハンディキャップベットの呼び名が異なります。

自分が頻繁に賭ける競技で使われている名称を覚えておけば、混乱することはありません。

• ハンディキャップ：サッカー、ラグビー、バレーボール、テニス
• スプレッド：アメリカンフットボール、バスケットボール
• ランライン：野球
• ライン：アイスホッケー

スポーツごとにハンデ条件が違う

ハンディキャップは通常だと勝敗か引き分けに適用されますが、スポーツ種目によっては条件が変化していきます。

サッカーや野球などでは、点数制のスポーツなので分かりやすいですが、ゴルフの場合はホール数、競売の場合は斤量などに付いています。

このように、ハンディキャップを利用する競技によって使われ方が変わることも気にしておくべきポイントです。

ブックメーカーのハンディキャップベット利用のメリット

日本でも人気が出てきているブックメーカーでは、様々な賭け方があり用途も目的も多種多様です。

今回紹介しているハンディキャップベットを実際にユーザーが使う上で、得られるメリットとは一体どんなものでしょうか？

オリジナリティのある賭け方ができる

ブックメーカーでは、多くの試合である程度の実力差が付いており、マネーラインなどではオッズ差が大きくベッティングが単純化してしまいます。

しかし、ハンディキャップのアジアンハンディキャップでは、いつの賭けに対して複数の選択肢が用意され、試合の勝敗予想オッズだけでなく、細かな点数にも着目することができます。

シンプルな勝敗予想に少し飽きてしまっている方などには、自分なりの賭けスタイルを確立できるハンディキャップがおすすめできます。

低オッズでも高配当が狙える

メリットとしては低いオッズの底上げができるので高いリターンが見込めるのがハンディキャップです。

実力差のある対戦カードでは、オッズの数値に広がりがあり、的中率も高くなります。

つまり、勝ちやすいけど配当は低くなってしまうという事です。

そこで、もともと低オッズの対戦でもハンデを付け足すことによって、同じ賭けチームでも高オッズに変化させることができます。

つまり、賭けるオッズを変えずに高配当を実現できる賭け方になっています。

アンダードックが当てやすい

低オッズだけでなく、高オッズに賭ける際にもメリットが存在します。

実力差のある試合やゲームにあえてハンデを付けて、賭けを面白くさせるのがアジアンハンデやヨーロピアンハンデの醍醐味です。

つまり、格下と言われるアンダードックチームや選手へのベッティングの的中率が高くなるという事です。

接戦で試合が終わりそうだなと強く確信が持てるようであれば、ハンディキャップを利用してアンダードックにベットするのも良いかもしれません。

もちろん、配当は大きくなりスポーツベットの醍醐味が味わえるでしょう。

有力な情報が得られるブックメーカー 予想などが掲載されているサイトやSNSなどを駆使することもオススメします。

ブックメーカーのハンディキャップ利用のデメリット

勝敗予想にハンデを付けて賭けるアジアンハンディキャップとヨーロピアンハンディキャップには、ちょっとしたデメリットも存在します。

勝敗予想と賭けが一致しない場合がある

デメリットとしては、本物の試合には当然ハンデなどのルールはないため、実力差の試合であっても試合中に思わぬハプニングで大どんでん返しがあると賭け自体が総崩れしてしまう可能性があります。

また、賭けたチームが勝ったとしてもハンデが賭けには適用されるので、賭けオッズが外れてしまうこともあります。

単純な勝敗予想オッズでは起こらないような、賭けと試合結果にズレが生じてしまうのがハンディキャップのネガティブ要素です。

ハンディキャップが使えるおすすめのブックメーカーサイト🏅

海外で人気のブックメーカーが合法的に運営しているサイトであれば日本に居ながらでも楽しむことができます。

アジアンハンデとヨーロピアンハンデが使える日本人ユーザーでも安心して楽しめる、世界のスポーツ人気ランキングでランクインする競技を揃えている、おすすめブックメーカーを紹介します。

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高オッズで人気のブックメーカーですが、独自機能であるオッズブーストを使うとオッズを更に高めることができます。

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2007年にスタートし欧州で絶大な人気を誇るワンバイベットもオススメの一つです。

ハンディキャップの他にも多くの賭け方を提供しており、ユーザーのスポーツベッティングによりバリエーションを持たせてくれます。

🏅bet365｜業界大手のスポーツベットサイト

スポーツの種目数とベットオプションが豊富なので、bet365はとても人気のある海外ブックメーカーです。

オッズも幅広く高画質のライブストリーミング機能があり、初級者から上級者まで楽しむことができます。

まとめ

ハンディキャップベットは、ブックメーカーで使える必勝法とまでは言いませんが、確実にハンデを付けて勝てる要素のあるゲームであればどんどん使っていきたいベットオプションなので、ぜひ習得してみてください。

スポーツの勝敗予想にハンデを”あえて”付けるハンディキャップには、アジアンハンディキャップとヨーロピアンハンディキャップの2種類が存在します。

引き分けを試合結果として捉えるか捉えないかの差になりますが、プレイヤーの戦略によっても好みが分かれると思います。

しかし、全体的な考え方としては大きく異なることはないので、気になる試合や応援しているチームに賭けてみてください。

実力差のある試合の低オッズでも、高配当が作り出せる裏ワザ的要素も兼ね備えているので、ガッツリ稼ぎたい方にもおすすめの方法です！

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