ブラジルのオンラインカジノやギャンブル・IBJR 最新情報
最終更新日:2024年10月11日 By Emilia Tanaka 元銀行員の決済ソリューションスペシャリスト
情熱の国、ブラジルのオンラインカジノやギャンブル事情はどうなっているのでしょう?
最近、ブラジルではオンラインカジノと見せかけて、資金洗浄に使われていたサイトなどが話題になっていました。現在そのサイトは閉鎖されていますが、有名なブラジルの歌手が関与していると疑いをかけられてるという話も・・・。
日本の真裏にある国ブラジルのカジノや、場所や時間を選ばずに遊べるオンラインカジノについての認知度はどのようになっているか?
法律や合法なカジノゲームなど、「Cassinos on-line do Brasil」 ブラジルのギャンブル事情に迫ります!
Seja bem vindo! JOCの田中エミリアです!ブラジルには数回訪れたことがあるので、このページは、私、田中が担当させていただきます!ブラジルで人気の合法ギャンブルはスポーツベットです。噂になっている歌手の名前は、「グスタボ・リマ」で、ブラジル人が大好きな歌手なんですよ。真相が判明したら、すぐにこちらのページでご報告しますね。
📍ブラジルのオンラインカジノやギャンブルの規制は変更になることがあります。政府関連の情報も合わせてご確認ください。
ブラジル オンラインカジノの規制や法律
ブラジルで人気のギャンブルゲームとしてビンゴホールやドッグレースがありますが、水面下で賭けが行われているだけでこれらは違法です。
ブラジルでできるギャンブルで正式に合法化されているのは、宝くじと競馬くらいで、その他のギャンブルやオンラインカジノは規制されていましたが、スポーツベッティングは2018年に正式に認可され、合法的なサイトであれば参加可能です。
数あるオンラインギャンブルの中でもスポーツ賭博は約70%を占め、今では膨大な経済効果を生み出しています。
- ブラジル人は、毎週宝くじを買うほど宝くじが大好き!日本でいうロト7のような感覚です。
- 好きなサッカーチームが勝つと花火をあげて盛り上がる。カジノよりもスポーツベットが人気。
- ギャンブルではないがtruco「トゥルッコ」というトランプゲームも人気です。
【関連記事】オンラインで遊べるビンゴ特集
違法サイトでプレイをした場合
厳密に言うと違法性のあるオンライン賭博で捕まったプレイヤーには民事罰則があり、その手数料は500 ドル〜5万ドルです。
ですが、これらの違法行為に対する取り締まりは非常に緩く、海外カジノ オンライン利用などで罰金を科されたという話はまだありません。
「IBJR」ブラジル責任あるゲーミング研究所について
ブラジルでは、2023年3月に「IBJR(Instituto Brasileiro de Jogo Responsável)ブラジル責任あるゲーミング研究所」が設立されました。
この組織は、ブラジルのギャンブル市場における責任あるギャンブルの推進を目指しています。
特に、ギャンブル業界の規制強化に取り組みながら、安全で持続可能な環境の整備を目指すことを目的とし、現在IBJRには、Bet365、Betsson、Flutter Entertainment、Betway、OKTO、payfunなど、大手スポーツベッティングサイトやペイメント会社など関連企業19社が参加しています。
これらの企業は、ブラジルの健全なギャンブル市場の発展に協力しています。
ブラジルではスポーツベッティングが盛んですが、近年八百長問題やマネーロンダリングなどの課題が指摘されています。
これに対応するため、IBJRは他国の成功事例を参考に、適切な規制の導入を目指しています。
IBJRの活動内容
IBJRの主な活動は以下のとおりです。
- プレイヤーの保護:ギャンブル依存症の予防と治療
- マネーロンダリング対策:不正資金の流入を防ぐための規制強化
- 責任あるギャンブルの啓発:プレイヤーや業界関係者に対する啓発活動
SIGMAでも注目
オンラインゲーミング業界カンファレンス「SIGMA(シグマ)」でも、IBJRの取り組みは注目されています。
IBJRは2023年に責任あるギャンブル推進への貢献が評価され、「The Responsible Gambling Award」を受賞しました。
ブラジルカジノ法案の進展
ブラジル国内では、2024年6月にリゾート地や豪華客船内にカジノ施設を設置する案が仮承認されていますが、正式な承認までにはまだ時間がかかると見られています。
一方、日本でも2029年秋に大阪・夢洲にIR(統合型リゾート)カジノの開業が予定されており、経済効果への期待が高まっています。
どちらも、カジノの経済効果に対する期待が膨らむ一方で、責任あるギャンブルは、今後も重要な課題として取り組むべきテーマです。
IBJRの活動は、ギャンブル業界全体にわたる規制強化とプレイヤー保護に大きく貢献しています。
ブラジルのランドカジノ事情
2016年にブラジルの上院議会にある国家成長特別委員会(CEDN)が、合法ギャンブル法案を承認したことで、カジノ解禁について長年審議されていますが、まだランドカジノの合法には至っていません。
しかし、2018年に先駆けてスポーツベットが合法化されたことでそんなに遠くはないかも知れません。
それには、まだまだオンラインカジノのライセンス料やギャンブルの税金について課題はあります。
ランドカジノ法案が認められれば「SINAJ」と呼ばれるギャンブル監督当局が設立され、監督機関やベットエージェント、ギャンブル依存症対策などの専門部署が立ち上げられます。
ブラジルでは大統領が法律に対する拒否権を行使できることから、なかなかランドカジノ解禁までは日本と同様に時間がかかりそうです。
カジノ施設はありませんが、2021年にリオデジャネイロにリオ・ポーカークラブが開店し話題になりました。
ポーカーをスポーツととらえたコンセプトのもとで、毎週トーナメントの開催なども実施していましたが、現在は臨時休業しています。
【おすすめ記事】【最新】スポーツベッティング 日本 完全ガイド
ブラジルで遊べるオンラインブックメーカー
ブラジルと言えばやはりサッカーが最初に思い浮かぶのでは?
ブラジルではサッカーのブックメーカーが大人気で、実際ブラジルのサッカークラブチームが、海外のブックメーカーとスポンサー契約をしていたり、国民の間でもサッカー試合に賭けることが日常的に楽しまれています。
ブラジル代表と言えばネイマール選手が有名ですが、既にFIFAワールドカップ2026南米予選選手に選出されており、今から注目されています。
ここでは、オンラインカジノに併設されているブックメーカー機能から、サッカーイベントに賭けることができるサイトを紹介します。
【📍ブラジルからアクセスできないサイト】
JOCが独自に調査したところ、これらのオンラインカジノはブラジルからアクセスできないことを確認しています。また、
- カスモ
- GalaticWins
- カジデイズ
- ラッキーニッキー
🏅プレイオジョ|Play ojo
全てにおいて賭け条件ゼロ・出金上限なしという好条件の上、勝敗に関係なく全てのベットに対してキャッシュバックするのは、プレイオジョだけです。
プロモーションオファーも多く、初回入金時に人気スロットのFS50回分が進呈されます。
賭け条件は付帯していないので、勝ったらすぐにキャッシュで出金ができます。
🏅ビーシーゲーム|BC GAME
仮想通貨専門サイトですが、人気になりそうなミームコインをどのオンカジよりもいち早く取り入れてサービス展開しているので、ギャンブルをしながら資金運用が叶います。
ベットできるスポーツの種目が豊富で、BC GAMEでは、早速2026FIFAの予選大会も提供しています。
アカウントの新規登録ボーナスとして最大20,000ドルを提供しています
🏅ケーエイト|k8
スポーツベッティングとカジノの両方あるケーエイトカジノは、仮想通貨対応サイトなので、各コインの価格レートや、各スロットの現在のRTPがトップページに表記されていて、非常に見やすいです。
スポーツベットはサッカーや競馬など充実しており、ゲーム機には日本人プレイヤーには嬉しいパチンコ台が80種類、クラッシュゲームやキノ、定番テーブルゲームなど、カジノゲームの種類も豊富です。
初回登録ボーナスとして2000円分のクーポン特典の他、SNSのXを介して得られる友達紹介ボーナスなど多彩です。
【関連ページ】ブックメーカー おすすめサイト
ブラジルのオンラインカジノで使える決済方法
ブラジルでは、どのようなオンラインカジノの決済方法が人気なのかを紹介します。
世界的に流通している方法でも国内では採用していない場合もあるのでよく確認した上で入金をしましょう。
ビットコイン|Bit Coin
住んでいるエリアの法定通貨の採用がない場合は、ビットコインカジノなどで仮想通貨の利用が便利です。
ブラジルでも多くのユーザーが仮想通貨の売買を行い、ゲームで稼ぎながら上手に資金運用している人もいます。
最近では、草コイン、アルトコイン、ミームコインなど複数の暗号コインを扱うカジノが増えておりサイト内でのコインスワップも可能です。
Pix|ピックス
ブラジルではPix(ピックス)という即時決済サービスが人気で、最近はPixを導入しているブックメーカーも登場しています。 ブラジル人は、なんでもPIXという電子決済(デビットのようなもの)で支払うのが主流 で、スポーツベットはもちろん、日常の買い物にも利用されています。
日本で言う、ペイペイのような存在ですね。
【関連記事】Paypayが使えるオンラインカジノ特集
ペイパル|Paypal
日本国内市場のオンカジでは使えませんが、ペイパルは海外で幅広く流通している決済方法です。
海外送金手数料も安く、セキュリティレベルも高い信頼性のある決済オプションです。
その他国のオンラインカジノやギャンブル事情
最後に、 ブラジル以外の国のオンラインカジノやギャンブル事情が今どうなっているかをまとめて紹介します。
パナマ
2002年から本格的にオンカジギャンブルに対する法整備がなされ、現在は合法的に楽しむことができます。
カジノライセンスも発行し、ゲーム会社であるPariplayもパナマのオンラインカジノ進出に成功しています。
アメリカ
アメリカは、ギャンブルに対する法律は州政府の管轄になっています。
徐々に解禁の動きがありますが、50州ある中、10にも満たない州でしかギャンブルが認められていません。
ですが、現在経済状況が悪化していることもあるため、アメリカのオンラインカジノに対する法律を緩和するという議題が政府内で持ち上がっています。
日本
日本人好みの様々なボーナス特典やゲームを提供している、オンラインカジノが盛り上がりを見せています。
ほとんどのサイトでは日本語 オンラインカジノサイトとして、頼れるカスタマーサポートをつけているので、安心してオンカジを楽しむことができます。
2029年に向けてIR法案も後ろ倒しになりながらも徐々に進めているので、オンカジ業界にも変革が起こるかもしれません。
中国
中国は常に時代の一歩先を行き、デジタル市場にも力を入れていますが、中国のオンラインカジノやギャンブルは完全に非合法です。
昨今のアジア圏では多くの中国系ネットカジノがあるようですが、バレたら大きな事件に発展するのでアクセスすることも控えた方がよさそうです。
シンガポール
日本のIR法案のモデルともなっているカジノ&ホテル複合施設マリーナ・ベイ・サンズがシンガポールにあります。
シンガポールのオンラインカジノは、基本的に違法と見なされていますが、ネット上ではアクセスできる状況なので自己責任でのプレイとなります。
イギリス
イギリスは現代のスポーツブックの発祥地であり、古い時代から庶民の間でも賭け事が浸透していました。
イギリスのブックメーカーのウィリアムヒルは、1世紀の歴史を持つ老舗カジノサイトで、Brazilからでもアクセスが可能です。
オランダ
自由度が高いオランダでは、意外にもオンカジ認可は遅く2021年と最近のことです。
オランダ オンラインカジノは、海外サイトであれば何でもOKというわけではなく、プレイヤーの保護やギャンブル依存症の管理をするために政府内で厳しく規制された中での市場展開をしています。
ブラジルのオンラインカジノ事情についてのまとめ
ブラジルのオンラインカジノ事情は、スポーツベッティングであれば合法とされています。
日本市場ではパチスロ機種やテーブルゲームが圧倒的に人気ですが、ブラジルではスポーツベットの方が半分以上の人気を占めているという結果から、いかに市場が違うのかを理解できますね。
ブラジルのギャンブルについてよくある質問
日本人はブラジルのオンラインカジノで遊んでもいいの?
運営ライセンスを取得済みの海外オンラインサイトであれば問題ありません。
ブラジル通貨で遊べますか?
カジノにより、 レアルで遊べるカジノではボーナスも全てレアルで進呈されます。
ギャンブルプレイの勝利金は課税対象になるの?
競馬や宝くじなど各ジャンルによって課税率が異なります。
ブラジルではネットカジノに対する税金については今のところ免税のようですが、もしも課税した場合は最大386億ドルもの徴収が得られるため、現在審議中で近い将来導入する方向にあるようです。
オンラインスポーツベッティングは許可されているけどライブカジノでも遊べるの?
オンラインブックメーカーにはカジノゲームの提供も多いので、ライブカジノやジャックポットスロット、テーブルゲームなど様々なゲームで遊ぶことができます。
ブラジルのオンカジの賭け条件はどのくらい?
ブックメーカーによりますが通常20〜30倍が平均です。