ブラックジャック ダブルダウンの使い方をプロが解説

更新日:2025年4月19日|元ライブディーラー 宮本涼太

ブラックジャック ダブルダウン

ダブルダウンとは、カードを1枚のみヒットすることを条件にベット額を倍に増やせるブラックジャックのアクションです。

10(J/Q/Kを含む)が出る可能性が30%以上あるブラックジャックにおいて、最初の2枚のカードが10もしくは11だと、もう1枚のカードをヒットすることで強いハンドが完成する可能性が高くなります。

そこで後出しジャンケンのような形でベット額を倍増できる代わりに、ヒット後は強制スタンドになるというのがダブルダウンです。

宮本涼太宮本涼太

ダブルダウンはブラックジャックの勝負所で大きな意味を持つ重要なアクション。個人的にはディーラーがバーストする可能性が高い時はハンドが9でもダブルダウンで大きく勝負に出ることもあります。その日の勝負の行方を左右するダブルダウンを習得しましょう。

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    ダブルダウンの使い方と効果

    ブラックジャック ダブルダウンの使い方

    ダブルダウンは自分のハンドが10や11の時に使うのが一般的で、強いハンドが成立することに期待してベット額を追加できます。

    10ドル賭けている状態から、11でダブルダウンをすれば、ベット額+10ドルで20ドルに引き上げて、1枚のみカードがドローされます。

    例えば、10がドローされて21になり、ディーラーが18だった場合は20ドルに対して2倍の配当が得られます。

    しかし、11からダブルダウンを選択して、Aがドローされれば12になり、それ以上ヒットすることはできないので、ディーラーがバーストしない限り負けとなります。

    【おすすめ記事】ブラックジャックの基本ルールを詳しく見る

    ダブルダウンのメリットとデメリット

    メリット

    • ベット額を後出しで追加できる
    • 強いハンドができる可能性が高い

    デメリット

    • 1枚しかヒットできない
    • 負けた時の損失が大きくなる

    ダブルダウンには後出しでベット額を追加して、高額配当が狙えるというプレイヤーにとって有利なメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。

    1枚しかヒットできないというのはデメリットで、11へのダブルダウンでAや2〜5のカードがきたら最悪です。

    ヒット後、強制スタンドとなり、弱い状態のハンドでディーラーと勝負することになるので、ディーラーのバーストに賭けるしかありません。

    負けてしまうと2倍にしたベット額を全て失うことになるのが、もう1つのデメリットです。

    自分のハンドが10や11でも、むやみにダブルダウンを使うのではなく、ディーラーのカードと10がくるかの判断をして選択しましょう。

    【関連記事】ブラックジャックの基本アクション スタンド

    ダブルダウンを使うべきタイミング

    元ディーラーとしてこれまで見てきた経験とプレイヤーとしての実体験を基にブラックジャックでダブルダウンを使うべきタイミングを紹介します。

    今回はダブルダウンを考えるべき、3つの状況とおすすめ度合いをまとめました。

    ブラックジャック ダブルダウンを使うタイミング

    ✅80%:自分のハンドが10もしくは11+ディーラーのカードが6以下

    自分のハンドが10もしくは11なら、ダブルダウンの選択肢が効果的ですが、さらにディーラーのハンドが6以下ならバーストの可能性も高いので大チャンスです。

    資金面の問題やディーラーがバーストしない可能性もあるので、100%とは言い切れないですが、80%ダブルダウンをおすすめします。

    ✅40%:自分のハンドが10もしくは11+ディーラーのカードが7〜9

    自分のハンドが10・11でも、ディーラーのカードが7〜9であれば、ダブルダウンで6以下のカードが出てしまった場合にディーラーハンドが17〜19で負ける確率が高くなってしまいます。

    10がドローされるという強い自信があれば、ダブルダウンで勝負ですが、追い込まれていない状況であれば、一旦様子見のヒットでもいいかもしれません。

    状況によっては50%以上のおすすめ度ですが、通常時ではおすすめ度40%というところでしょう。

    ✅20%:自分のハンドが10もしくは11+ディーラーのカードが10

    自分のハンドが10・11でもディーラーのカードが10であれば、ディーラーに20もしくはブラックジャック(21)成立の可能性さえ考えられます。

    自分のハンドで21を成立させることができる可能性があるので、0とは言いませんが、ベット額を追加するというリスクもあるので、おすすめ度は20%です。

    Double Downの判断基準になるベーシックストラテジー

    ブラックジャック ダブルダウン ベーシックストラテジー

    ダブルダウンを使うべきタイミングは少し複雑ですが、オンラインカジノ ベーシックストラテジーを使うことで適切なタイミングを見つけることができます。

    ベーシックストラテジーは、自分のハンドとディーラーカードを基準に初めての方でも一目で最適なアクションが知れる表なので、アクション選択に困っている方必見です。

    【参考記事】ダブルダウンのタイミングをベーシックストラテジーでチェック

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    まとめ|ダブルダウンで配当倍増

    基本的な配当が2倍のブラックジャックにおいて、賭け金の操作は勝負を左右する重要なテクニックの1つです。

    そこで、自分のカードとディーラーのカードが見えた状態からベット額を追加できるダブルダウンという特殊で有利なアクションを使わなきゃ損。

    この記事で分かった使い方とタイミングを参考に、追加ベットで高額配当を獲得しましょう。

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    よくある質問

    Q:ヒットした後にダブルダウンは使えますか?

    ダブルダウンが使えるタイミングは最初のアクション選択のみで、ヒット後は利用できません。

    ルールによってはスプリット後のダブルダウンが可能です。

    Q:ダブルダウン時にベット額はいくら増やせますか?

    最初に賭けている金額と同額のみで、金額の増減はできません。

    Q:ダブルダウンの意味は何ですか?

    メインベットを倍額に追加して1枚だけカードをドローします。

    Q:double downで勝った場合の配当は何倍ですか?

    配当は2倍のままですが、ベット額を追加するので配当金額が増えます。

    Q:イニシャルカードが10や11でなくてもダブルダウンできますか?

    基本的にはイニシャルカードの値に関わらず、ダブルダウンが可能です。

    一部ゲームやテーブルでは10もしくは11の時のみ可能というルールもあります。

    EMIKO
    私がこの記事を担当しました 宮本涼太|Ryota Miyamoto | 日本のオンラインカジノ.com

    オンラインカジノ歴 5年|元ライブカジノディーラー・カジノ攻略法エキスパート 大手ゲーミングプロバイダーでライブディーラーを務めた後、カジノゲーム攻略エキスパートとしてバカラ・ブラックジャック・ルーレットなどの専門的な必勝法やアドバイスを執筆しています。学生時代にはサッカー全国大会出場も果たし、その経験からマニアックなサッカー賭けの分析もご紹介しています。