アビトラージ ブックメーカー

アービトラージという言葉は普段聞き慣れない言葉かもしれません。

一言で表すと「安く買って高く売る」手法を言います

なんだが儲かりそうな手法ですが、これは、株式投資や仮想通貨取引などで多様に使われている方法の一つです、実はブックメーカーにも使うことができます。

ブクメ業界ではアービトラージ、いわゆる両方に賭けることで損失を防ぎながら必ず稼ぐことのできる戦法として広く知られています。

そのため勝率が100%に近く、基本的には多くのブックメーカーでの使用が禁止されています。

ではこの確実に勝てる仕組みの裏側は何なのか、なぜ使ってはいけないのか、また使う時のリスクなどをお伝えします。

アービトラージとは?

ブックメーカー界では別名シェアベットやスポーツアービトラージ、両建てとも呼ばれています。

ブックメーカーの両建てである

ブックメーカーの両建てスタイルは、複数のサイトのオッズを比較しながらその差異を有効活用して確実に利益を儲けることを指します。

各サイトのオッズの動向を確認しながら行います。

ブックメーカーでのリスクを最小限に抑える手法

狡猾さを兼ねたこの手法はリスクを最小限に抑えながら100%、時には100%オーバーの勝率で賭けることのできる戦略です。

そのためブックメーカーを投資として利用する人たちも多く存在します。

アービトラージの仕組みについて

仕組みとしては、複数のブックメーカーでオッズをチェックしながら両方に賭けるチームが勝ってもいいようにオッズを組み合わせます。

サッカーを例に仕組みを解説

Aブクメ:ホームチームの勝利にベット
Bブクメ:アウェイチームの勝利にベット

Aブクメ:ホームチームの勝利にベット
Bブクメ:アウェイチームの敗北にベット

上記のようなことから、どちらの結果からでも利益が生じることになります。

アービトラージをブックメーカーで使うメリットやデメリット⭕️❌

ここではアービトラージをブックメーカーで利用した際のメリットや、事前に知っておきたいデメリットを紹介します。

アービトラーを使うメリット

勝率を100%以上に上げる
理論上では100%勝てる仕組みの上で成り立っています。

従って絶対的勝算のあるオッズさえ見つければ稼ぐことができます。

初心者でも簡単に実践できる
複数のブックメーカーを探して賭けるだけなので、他の必勝法のような難しいスキルは必要ありません。

ベッティング知識がなくても良い
オンラインスポーツベットは予選の結果やプレイヤーの体調面など最低限の情報を事前に集めておくことで勝率が高くなります。

ですがこのような収集時間が省け、オッズ調査のみだけで賭けることができます。

アービトラーを使うデメリット

多額の資金が必要
複数のブックメーカーに賭けることになるため多くの投資金が必然的に必要になってきます。

オッズの変動に注意
ブックメーカーのオッズは試合中でも変動することが多々あるため、常時確認する必要があり、リスク管理や情報収集も欠かすことができません。

賭け上限がある
各ブックメーカーには独自で設定している賭け上限額があります。

その規定額を超える賭けをした場合の勝利金は没収されてしまい出金ができなくなります。

ブックメーカーでのアービトラージの方法

次に実践手順を解説していきます。

一般的なやり方として以下のタスクをこなしていきます。

❶複数のブクメにアカウント登録をして入金

アカウント作成は個人情報の入力をしますが数分で完了する簡単な作業です。

基本的な最低入金額は$10〜20程度です。

❷賭けたい試合を絞る

スポーツ種目を選び、賭けてみたい試合をチェックします。

❸アービトラージお知らせツールを使用

アービトラージが整ったらアラームで知らせてくれる便利なツールがあります。

いざオッズ探しをするとなると1日中スマホやPCに張り付いていなければならなくなるため、便利ツールを有効に使うと便利です。

❹ツールが探し出してきたオッズ設定をチェック

オッズは常時動いており、その変動具合でお知らせが来ます。

お知らせが届き次第オッズを確認してベットしていきます。

❺試合終了後、ベット額以上の払い戻しを獲得

払戻金がアカウントへ入金されたら出金可能です。

出金の際には入金時と同じ方法で行います。

ただしクレジットカード/デビットカードでの出金はできないため他の方法を使うことが許可されています。

❻ブックメーカーのボーナスを有効活用

ブックメーカーには多彩なボーナスを提供していることが多いため、ボーナスアービトラージが可能になります。

利便性のあるボーナスを活用しつつ更に儲けを増やすことができます。

ただし、キャッシュアウト済みのベットに関してはボーナスターンオーバーにカウントされないなどの条件がありますのでボーナス利用規約をよく把握することが大切です。

アービトラージの際に注意すべき点やリスク

絶対に使ってみたくなる戦法ですが、多くのブックメーカーでアービトラージ 禁止されています。

理由としてはブクメ側が大きな損失を被る可能性が十分にあることと、不成行為防止目的のために禁止されています。

ブクメでは様々な部門が動いて運営しています。

不正行為を調査するセクションがありますが、IPアドレスを辿れば複数のアカウント利用有無などはすぐに明らかになります。

故意ではないにしてもNG行為に変わりないので、発覚した場合は即アカウント閉鎖や勝利金の没収の処罰が下されます。

これらを踏まえてブクメで実践するには常に危険性が孕んでいることをあらかじめ知っておきましょう。

アービトラージにおけるブックメーカーの選び方は?

日本に居ながらブックメーカーを楽しむためには、先ずご利用のサイトが合法的に運営していないといけません。

日本における賭博法は、現実問題として実際のブックメーカー側と日本の刑法の間に誤差が生じており、あらゆる面において正規に取り締まることができていない状態です。

よってブックメーカーで遊ぶこと自体がグレーゾーンの立ち位置です。

合法的な括りとして以下を参考にして選んでください。

  • 政府認定のライセンスの取得
  • 海外を拠点とした運営
  • 会社概要や利用規約の公開
  • 決済に関するクリアな案内
  • ギャンブル依存症に関する案内
  • 第三者機関の導入についての記載
  • 安全対策に関する表記
  • カスタマーサポートの配備

最低限として上記のような内容がサイト内で提供されていないと信憑性がなく、違法サイトとみなされても仕方ありません。

アービトラージの成功例を紹介

ブックメーカーの賭け方には多様性があり、オッズの仕組みなどが原因で不本意にもブクメ側でアービトラージが自然に生じてしまうことがあり得ます。

実践法として時差を使う方法

例えばリアルマドリードxユベントスの試合で、Aブクメで先にリアルマドリードに賭けます。

ある程度時間がたった後にBブクメでユベントスのオッズが上がっているなんてことはよくあることです。

この両者を組み合わせたら100%以上の払い戻し率が叶います。

また過去の事例として、2014年のFIFAワールドカップのオランダxスペイン戦で複数のブクメのオッズに差異が発生したため、多くのプレイヤーがアービトラージを使いました。

試合結果に関係なく100%の利益を獲得できたという成功例が実際にあります。

キャッシュアウト機能を逆手に取る

賭けた後でも賭けから降りることができるキャッシュアウト機能があるサイトとないサイトがあります。

いうなれば損切ができる機能ですが、状況によってはブクメ側の諸事情につき一時的にキャッシュアウトが利用停止になる場合があります。

このような状況下に置かれた際には別のブクメで相反オッズに賭ければ利益を確定できます。

まとめ|ブクメのアービトラージは違反行為

アービトラージは確実に勝つことができる優秀な戦法に違いはありませんが、多くのブックメーカーの利用規約には違反行為として記されています。

アービトラージ以外の方法を試そう!

アービトラージを実践せずともブックメーカーにはそれに近い方法がいくつか提供されています。

複数の試合に同時ベットができる「マルチチベット」や3択のうち2択ができる「ブックメーカーのダブルチャンス」などが該当します。

ブックメーカー側も不正なく楽しんでもらいたいためにこのようなサービス展開をしているので、気持ちよく遊ぶためには積極的にこれらを利用していきましょう。

よくある質問

スポーツベットで両方に賭けると何が起こるの?

勝率を100%以上に引き上げる戦法のため確実に稼ぐことができます。

方法としては多数のブックメーカーに登録し、各サイト設定のオッズを用いながらサイトの両方に賭けることでこの現象が理論的に成立します。

アービトラージを使えばブックメーカーは儲かるの?

ブックメーカー側は損をするだけで儲かるのはプレイヤー側のみです。

海外にあるブックメーカーでなら使ってもいいの?

日本でも海外であっても基本的には禁じ手として扱われています。

そのため多くのブクメでの使用は禁じられています。

ただし中にはピナクルのように使用を許可している海外のブクメがあるのもまた事実です。

アービトラージを使って損失が出ることもあるの?

基本的に勝率50%のゲームに使います。

よって引き分けになった場合はそのどちらにも賭けていることにはならないため損失になります。

またオッズ計算をミスった場合にも損失が出るので要注意です。

ブックメーカー側がベットキャンセルすることもあるの?

もしもアービトラージ行為が疑われた・発覚した場合は問答無用でブックメーカー側に賭けをキャンセルできる権限があります。

EMIKO
私がこの記事を担当しました EMIKO | 日本のオンラインカジノ.com

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