賭け事に関わる会社を運営するには、免許を取得するのは当然であるように、ブックメーカーの運営にもライセンス取得が必須事項です。
昨今では溢れるくらいのブックメーカーが日々新しく開設されており、安全面などの情報を見極めることが困難になってきています。
ここでは正式なライセンスを取得しているブックメーカーと、運営許可証の種類や重要性、どんなブックメーカーが安心と言えるのかなどを紹介していきます。
ライセンスを取得しているおすすめブックメーカー2024年
ライセンスを獲得しているおすすめのブックメーカーをリストアップしました。
ブックメーカー名 | ライセンス |
---|---|
ウィリアムヒルカジノ | イギリス |
カジノシークレット | キュラソー |
ボンズカジノ | キュラソー政府 |
カジ旅 | マルタ |
コンクエスタドール | マルタ |
TEDBET | キュラソー |
ステークカジノ | キュラソー |
遊雅堂 | キュラソー |
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ブックメーカーのライセンスとは?
簡単に言うと公式な運営免許・証明書のような存在です。
このライセンスがあるかないかでブクメの違法性がすぐに読み取れますし、スポーツベッティングをする上での安全材料にもなります。
海外での運営許可が基本となる
ブックメーカーのライセンスを持つ国や地域については各国の定める法律に従って運営されています。
日本の様に公営ギャンブル以外認められていない国での運営は違法となり、発覚後は厳しい処罰に罰せられます。
従って日本に居住しながら遊ぶには、基本的にブックメーカーは海外で運営していることが原則となります。
また、ライセンス自体はどの国でも発行しているわけではなく、ある特定の国の政府機関しか認められておらず、厳格に管理されています。
ブックメーカー運営に必要なライセンスの種類
ライセンスの発行基準は国ごとに異なります。
大変厳しい審査基準を敷く国もあれば、わりと簡単に取得できる条件の国など千差万別です。
ブックメーカーが取得する代表的なライセンスの種類や特長を紹介します。
MGA/マルタライセンス
マルタ共和国ではMalta Gaming Authorityという政府組織が発行しています。
数あるライセンス中、最も厳しい審査基準とライセンスの維持費が設けられていると言います。
よってMGAライセンスを見かけたら完全に安全が保障されたブックメーカーだと思っても問題ありません。
特長として本人確認が徹底されているのでその審査基準が通常よりも高いことと、1回あたりのベット上限額が少し抑え気味に設定されています。
キュラソーライセンス
オランダ領のキュラソーライセンスは比較的取得しやすいため大変人気があります。
多くのサイトがキュラソー取得をしていると言っても過言ではありません。
最大の特長としてキュラソーライセンスがあると仮想通貨決済を採用できるようになるため、ライセンスを切り替えるブックメーカーや、もともと持っていたライセンスにキュラソーをプラスして2種類持っているサイトを非常に多く見かけます。
UKGC/イギリスライセンス
こちらも英国ですが国内における在住者向けのライセンスです。
イギリスのブックメーカーにもライセンスを発行している機関です。
英国の行政機関であるUKGCが発行しており取得難易度が高いです。
日本居住者においては無関係ですが知っていて損はないでしょう。
カナワケライセンスなら税金が免除
カナダのケベック州モントリオール近郊にあるカナワケから発行されています。
カナワケとはモホーク族の居留地を指しますが、居留区自体がインディアン法に基づいているため独自の自治権を有しています。
1996年にカナワケゲーミング委員会が発足され、現在では約250カ所のブックメーカーが取得しています。
過去にはポーカー不正疑惑が浮上し信頼度が下がりましたが現在でも多くのサイトが利用しています。
なお、ライセンス取得後は運営側であるブックメーカーの税金支払いが免除されるという特長を持っています。
マン島のライセンス
2001年から英国王室領マン島が発行するライセンスはハードルが高く、マン島ライセンスを取得するブックメーカーを見かけることは少ないですが、それだけ信頼性の高い証拠とも言えます。
特長としては不正資金移行やマネーロンダリング関連の監視に非常に厳格で銀行口座においても調査対象になっているほどです。
ジブラルタルライセンス
英国領のジブラルタルで発行しているライセンスです。
こちらも取得困難と言われています。
特長はプレイヤーの資産及び個人情報保護を大きく視野に取り入れているので安心してベットすることができます。
ライセンスのあるブックメーカーと無いブックメーカーの違い
ライセンス取得には厳しい道のりと多額の費用がかかります。
取得後も運営側は常に第三者機関の監査を定期的に受け続け、最新のセキュリティ技術を導入しユーザーや運営自体を様々な危険から守る義務が課せられます。
よって十分な資金体力や抜かりのないIT管理、そして数多ある競合他社の中で継続していくため斬新なアイデアと運営能力などが求められます。
次に信頼性の高いブックメーカーの選び方についてのアドバイスを紹介します。
ライセンスマークと情報記載がある
ご利用のブックメーカーサイトにライセンス取得に関する記載があるかどうかチェックしてください。
各ライセンスのシンボルマークとその横にライセンスに関する紹介文・登録番号などが公式サイトのトップページ下部に表示されているのを目視できます。
会社概要と利用規約の記載
会社概要や利用規約が公式サイトに記載されているのも重要です。
この2つがなければどんな運営背景か分からないうえ、多くのプロモーションが提供されていても、もしかしたら法外な賭け条件や出金拒否、勝利金の持ち逃げをされるのではないかと不安を生むでしょう。
個人情報や資産の管理情報の公開
ユーザー資産は堅固に守られていないと安全サイトとは到底言えません。
優良サイトでは常に最新の技術を取り入れ、詐欺被害や漏洩がないように努めています。
ライセンスを持つサイトにはそれらに関する詳細情報が必ず記載されています。
ギャンブル依存症に関する情報
ギャンブル依存症になる可能性がある場合やなってしまった後などの対応や対処法を記載する義務付けがされています。
トップページの下部に上記で挙げた項目と一緒に公開されていることが多いです。
ブックメーカーでライセンス以外に大切な第三者機関とは
第三者機関とはブックメーカー以外の認定機関を指します。
ライセンス取得後には定期的にチェックが行われています。
ベッティングの公正さや安全性、健全性、支払い状況、本人確認状況、ブックメーカーの詐欺行為などの細かい部分にメスを入れます。
運営側だけに限らず、傘下でオペレーションしている部署や提携先のソフトウェア会社などにも実施されています。
主な監査機関は以下となります。
eCOGRA(エーコグラ)
eCOGRA(eCommerce Online Gaming Regulation and Assurance)は、オンラインギャンブル業界における規制と保証を行う独立した組織です。
透明性、公平性、プレーヤーの保護を促進することを目的とし、主な役割は、オンラインでのブックメーカーやカジノゲーム、ポーカールームなどの運営者に対して公正なゲームプレイとプレーヤーの権利保護を求める規制と監査を行うことです。
eCOGRAは、プレーヤーの利益と保護を重視していて、不正行為や詐欺行為に対する報告や苦情の受付窓口として機能し、プレーヤーに対する適切な解決策を提示しています。
プレーヤーへの情報提供やギャンブル依存症対策にも取り組んでいる国際的な組織です。
ブックメーカーの運営者だけでなく、ソフトウェアプロバイダーとも協力しているため、eCOGRAの認証を持つブックメーカーは高い信頼性を得ていると言えるでしょう。
TST(テクニカル・システムズ・テスティング)
TST(Technical Systems Testing)は、ギャンブルおよびゲームソフトウェアのテストと認定を行う独立したテスト機関です。
スポーツベットを取り扱う、ブックメーカーだけでなく、オンラインギャンブル業界におけるゲームソフトウェアやプラットフォームのテストと認定を専門としています。
主なテスト項目には、ゲームの公正性、乱数生成アルゴリズムの正確性、支払い処理の信頼性などが含まれます。
テストは客観的かつ厳格に行われ、その認定を受けた企業はTSTのシールやロゴを使用することができ、これはさらなる信頼性の証となっているのです。
iTech Labs(アイテック・ラボ)
iTech Labs(アイテック・ラボ)は、オンラインギャンブル業界におけるゲームテストと認定を行う独立したテストラボです。以下にiTech Labsに関する情報を提供します。
iTech Labsは独立した第三者機関としての役割を果たし、ギャンブル業界において信頼を得ています。
さらに、テスト結果は詳細なレポートとして提供され、改善や修正が必要な項目が明示されるようになっています。
GLI(ゲーミング・ラボラトリーズ・インターナショナル)
GLI(Gaming Laboratories International)は、ゲームソフトウェア、ハードウェア、システムのテストと認定を専門としています。
公正なゲームプレイやセキュリティの確保、適切なデータ保護が実施されることにより、プレーヤーは安心してギャンブルを楽しむことができます。
TüV Rheinland(テゥフ・ラインランド)
1872年にドイツで設立された技術、安全、システムなどを監査するd第三者認証機です。
オンラインカジノゲームだけでなく、スポーツベットの認証も手掛けています。
日本国内にも事務所があり、多くの国内の企業とビジネスを結んでいる機関です。
まとめ|ブックメーカー運営にライセンスは必須!
ライセンスが与える保証や、取り消しや失効に至る理由についての情報は、信頼性や安全性に繋がる重大要素です。
危険にさらされる前にそれを回避する手段としてライセンスの有無をきっちりと把握したうえでベットに興じましょう。
よくある質問
ブックメーカーライセンスとは?
オンラインでのギャンブルやオンラインカジノ、ブックメーカーなどの運営が許可される証明書のようなものです。
これがないとサービスの提供ができません。
日本の会社がブックメーカーのライセンスを取って運営するのはアリ?
日本国内では公営ギャンブル以外は違法扱いになります。
よって日本の会社がブクメを運営している場合は違法サイトに間違いありません。
ただしネット上で展開されているブックメーカーには多くの日本人プレイヤーが参加していますが、この場合の運営は海外を拠点としているため、日本に居住しながらベッティングに参加ができます。
どの種類のライセンスが安全性が高いの?
全種類安全性が高いと言えますが、中でも審査基準が厳しく取得困難と言われているのがマルタ、英国のジブラルタルやUKGCなどヨーロッパ発行のライセンスです。
ライセンスがないブックメーカーは避けるべき?
ライセンスがあるサイトは安全面が確保され、個人情報やプレイヤーの資産が最新技術及び第三者機関などによって守られています。
ですがそのライセンスがない場合は違法で運営しており、出金できる勝利金があっても拒否したり、個人情報を横流しするなどの闇サイトの可能性が高いため、避けるようにしましょう。
なぜライセンスを2つ持っているブックメーカーがあるの?
各ライセンスには特長がありますが、特にキュラソーライセンスを取得することで仮想通貨の導入ができるようになり決済の幅を広げるために追加で取得しているブックメーカーがあります。