フランスのカジノやギャンブル事情 2025 年
更新:2025年5月15日
いくつかのギャンブルがフランスにルーツがあることをご存じですか?
何事も洗礼されたイメージがあり、食に文化、ファッションなど世界の流行を作り上げるヨーロッパの代表国にはギャンブルの古き歴史が眠ります。
一見、無縁そうに見えるフランスですが、熱狂的なギャンブラーが集まる聖地での法律的な背景や人気のカジノゲームなどを解説していきます。
フランスのオンラインカジノ2025 年

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フランスのギャンブルやカジノ事情
多くのヨーロッパで楽しまれている海外カジノは、多くの種類がありトランプやサイコロを使用したり、時にはスポーツの勝敗を予想したりと幅広いジャンルで行われています。
美しき文化が世界でも有名なフランスでも、ギャンブルは盛んに行われており、実に国民の30%以上が娯楽として楽しんでいると回答しました。
エッフェル塔やパリの凱旋門、ワインにフレンチ料理など国を代表する作品が多く存在する中でも国民は、賭け事に興味があるようです。
フランスはギャンブル関連の発祥の地
あまりギャンブルやカジノの印象が強くないフランスですが、深掘ると意外な関係性が見えてきます。
バカラやブラックジャックで使用されるトランプ、52枚で構成されたトランプカードはフランスで生まれたと言われています。
今でこそ、賭博だけでなく多くのゲームや遊びに使われていますが、中世のフランスで誕生した作品です。
小さな球がどの数字に入るかを予想するルーレットもフランスが発祥の地とされています。
数学者のBlaise Pascalが発明し、その高いゲーム性により世界中に広まっていきました。
このように歴史を見てみると、意外にもギャンブルと親密な関係性が垣間見える国となっています。
フランスのギャンブルは違法?合法?
国民の約30%がギャンブルで遊ぶほど国に浸透しているフランスですが、ギャンブルの種類によって法律の違いはあるのでしょうか?
ギャンブルの種類によって合法性は異なる
ギャンブル行為の結論としては、違法性が無く遊ぶことが可能です。
ただしフランスでは、ギャンブルの種類によって禁止されているものと合法で遊べるものが分かれています。
ギャンブルのジャンル | 合法の可否 |
---|---|
オンラインカジノ | × |
スポーツベット | 〇 |
ランドカジノ | 〇 |
宝くじ | 〇 |
競馬 | 〇 |
オンラインポーカー | 〇 |
フランスのギャンブルに関する法律
上記のようにフランスでは種類によって合法であるかどうかが決まります。
ギャンブル界が歩んできた歴史の大枠を把握しておきましょう。
年数 | 詳細 |
---|---|
1933年 | 国営宝くじの合法化 |
1985年 | 完全合法ではないスポーツベットが誕生 |
1987年 | ギャンブルで遊べる年齢が21歳から18歳以上へ |
2010年 | オンラインポーカー、スポーツベット、競馬が合法化 |
2023年 | オンラインカジノの合法化へ向けた法案が提出され審議待ち |
2010年 3種のギャンブルの合法化によりオンラインギャンブルが加速
2010年にそれまで違法だったオンラインポーカー、競馬、スポーツベットが合法化されました。
これは、ARJELという賭博を管理する新組織によって管理されることとなり、政府のギャンブル独占手法からの脱却を意味しました。
長い間、国営でのギャンブルのみに縛られていたフランスでしたが、ギャンブル熱に火をつけたのはこの年です。
2010年のサッカーワールドカップの直前にスポーツベッティングが解禁されたため、合法化の翌月には120万人の新規登録者が記録された歴史があります。
フランスで人気があるギャンブルの種類
2010年以降、賭博の世界が大きく動いたフランスで人気のギャンブルは、ランドカジノ、オンラインポーカー、スポーツベッティングの3つです。
ランドカジノ
実はかなり古い歴史を持つランドカジノは、フランス国内でも遊べるギャンブルとして人気です。
観光客向けに作られている豪華なカジノ施設が多くありますが、フランス国民も問題なく楽しめるようになっています。
パリを中心に100か所以上あると言われているので、観光で訪れる方でも見つけることができるでしょう。
ランドカジノ内ではスロットマシンがメインで遊ばれており、取り扱い数も大きい施設では500台以上設置されているようです。
オンラインポーカー
世界大会が開かれるほどギャンブル界にとって大きな存在のオンラインポーカーがフランスでも広く親しまれています。
オンラインカジノにもポーカーがありますが、それとは異なるオンラインポーカーのみのウェブサイトです。
特に有名な下記の4種類は、国内でも非常に多くのユーザー数を誇っています。
- PokerStars Europe
- Winamax
- iPoker.fr
- partypoker.fr
また、オンラインポーカーの種類も限定されているのがフランスです。
下記の4種類のポーカールールのみが合法となっており、厳しい規制がかけられています。
- Fixed-Limit Texas Hold’em
- Pot-Limit Texas Hold’em
- No-Limit Texas Hold’em
- Omaha Poker
スポーツベット
2010年以降解禁されたスポーツベッティングも今では非常にユーザーが多いギャンブルの一つです。
特に、サッカーへのベッティングは盛り上がりを見せており、ワールドカップやチャンピオンズリーグなど欧州で開催される大会には多くに人が参加します。
他には、テニスやバスケットボールなども人気です。
競走馬に賭ける競馬も合法ですが、オンラインで完結する手軽なスポーツベットでの競馬がよりプレイヤーに好まれています。
フランス国内の遊べるカジノ施設
ランドカジノが合法なフランスでは、観光客も訪れることができるカジノ施設が多くあります。
日本人にも人気の訪問国なので、下記の情報をもとに次回遊びに行く際は試してみてはいかがでしょうか。
Casino Barrière d’Enghien-les-Bains
500台以上のスロットマシンを提供する人気のカジノ施設です。
日本人観光客も多く訪れており、パリ中心部からのアクセスが良いことでも知られています。
Hyatt Regency Nice Palais de la Méditerranée
世界のブランドホテルであるハイアットリージェンシー系列にもカジノはあります。
5つ星ホテルの中に誰でも遊ぶことができる施設を構えており、高級感漂う空間でありながら入場料が無料であることが魅力です。
ホテル名は地中海の宮殿という意味が込められているだけあって、かなり豪華な見た目をしています。
Le Croisette Casino Barriere – Cannes
カンヌと言えばカンヌ国際映画祭でも有名な場所です。
フランスでも言わずと知れた観光名所となっており、一年中多くの人が訪れる観光地となっています。
高級レストランやラグジュアリーブティックが立ち並ぶ位置にカジノがあるので、上品な空気が特徴です。
フランスから遊べるオンラインカジノ
フランスではスポーツにベットするブックメーカーが合法のギャンブルです。
国内のブックメーカーランキングで人気のあるスポーツベットサイトを下記で紹介するので、参考にしてみてください。
🏅Betway|イギリス生まれの人気スポーツベッティング
発祥は隣国のイギリスですが、フランスでもユーザー数が多いBetwayです。
2021年にニューヨーク証券取引所で見事上場を果たし、規模が拡大されました。
今後は、ヨーロッパだけでなく世界中で認知度が拡大していきそうです。
🏅bwin|高オッズで遊びたいユーザー向け
他のスポーツベットサイトと比べオッズが高く設定されているのがbwinです。
公式サイトも見やすくデザインされており、ライブストリーミングも搭載されているおすすめスポーツベットとなっています。
🏅UNIBET|豊富な競技を取扱うブックメーカー
ユニベットは、多くのジャンルのスポーツを提供していることで有名なブックメーカーです。
フランス国内の利用者は多く、人気のサッカーや競馬はもちろん、ゴルフ、ホッケー、eスポーツなどにも対応しています。
凱旋門賞に賭けられるブックメーカーとして知名度が高いです。
フランスで使えるオンラインカジノの決済方法
フランスではユーロが通貨として利用されており、ヨーロッパのオンラインカジノでは主要通貨としても使用されています。
ユーロで遊ぶ際に使われる入出金方法には、下記のようなものがあります。
クレジットカード
やはり世界共通で利用されている決済方法は、クレジットカード入金です。
フランスでは特に、VISAとMasterカードの利用が多いので日本人でも観光で遊びに行った際は使用できます。
PayPal
日本では、まだまだ馴染みが薄いペイパル決済もフランスでは主流です。
欧米のマーケットではメインの方法として、ギャンブルだけでなくショッピングなどでも利用されています。
Neteller
paysafeグループが管轄するネッテラーは、国際送金サービスです。
日本では利用できませんが、フランスではプリペイドカードも発行されているので人気の決済手段として知られています。
Skrill
世界中で利用されている電子マネーのスクリルも大きなシェアをフランスで獲得しています。
オンラインギャンブル専用として利用しているユーザーも多く、手軽さとシンプルさが人気の理由です。
フランス以外の地域のオンラインカジノ事情
オンカジは使えないけどスポーツベットは思う存分活用できるフランスのように、世界ではどのような区分が国ごとにされているのでしょうか。
ネットカジノが人気なエリアに絞ってまとめてみました。
アメリカ
アメリカのオンラインカジノ事情は非常に複雑です。
これは、合衆国特有の州ごとによる法律に関わっています。
アメリカでは、各州によって法律が異なりインターネットカジノに関してもそれぞれ独自のルールがあるので、国全体で同じ規則は存在しません。
中国
人口世界一を誇る中国でのオンラインカジノは、違法行為です。
ギャンブルの中には多くの中国発祥ゲームがありますが、残念ながらインターネットを通じて遊ぶギャンブルは利用不可となっています。
オーストラリア
ワーキングホリデーや留学でお馴染みのオーストラリアも日本では人気の国です。
オーストラリアから遊べるネットギャンブルは、一部違法、一部合法という複雑な状況となっており、個人的に国外のオンカジにアクセスするのは問題ありません。
ただし、短期間で規制が変わっていくのでこまめにルールをチェックすることをオススメします。
アイルランド
完全に合法として楽しめるのが、アイルランドでのオンカジです。
日本でも人気のサイトが利用できたりと、観光客でも不自由なく遊ぶことができる国です。
スウェーデン
IKEAやH&Mの発祥の地であるスウェーデンでもネットカジノが楽しめます。
2018年から合法国として法案が通り、闇カジノなどの撲滅に向けても解禁は大きく役割を果たしているようです。
イギリス
業界でも老舗ブランドが多く誕生している国です。
イギリスでのオンラインギャンブルは、年間で1兆円を超える収益を生み出すほど巨大な存在となっています。
カジノライセンスを発行している国でもあるので、今後もさらに規模は拡大していきそうです。
ドイツ
スポーツベット、宝くじ、競馬のみが正式に合法となっているのがドイツのギャンブル事情です。
フランスと似たような形式となっているので、今後の発展に期待ができそうです。
まとめ|オンラインカジノ合法化が目前のフランス
残念ながらオンラインスロットやバカラなどが楽しめるオンラインカジノが違法行為とされているフランスのギャンブル事情を紐解いてきました。
2010年からのギャンブル市場の凄まじい成長ぶりに、フランス政府も重い足を動かし始めているようです。
2023年の段階で法案が提出され、オンラインギャンブルからの収益や影響は国への貢献にも十分という見方をしています。
カジノの歴史が深く残る国が更に進化する日も、そう遠くはないかもしれません!
よくある質問
フランスのスポーツベットで得た賞金に税金はかかりますか?
1,500ユーロ以上の賞金に12%の税金がかかるので、自身の賞金総額を把握しておくと良いと思います。
ボーナスが提供されるフランスのブックメーカーはありますか?
フランスで利用できるほとんどのスポーツベットでボーナスが提供されており、初回入金ボーナスやフリーベットのオファーが多く見られます。
フランスのランドカジノで使える公用語はフランス語以外にありますか?
フランス人だけでなく世界中からカジノに訪れるので英語が公用語として利用されています。
他のヨーロッパの国のようにフランスもオンカジの市場規模は大きいですか?
現在はスポーツベットと競馬、ポーカーのみが合法ですが、オンラインカジノも合法化されれば市場規模はヨーロッパ主要国の上位になると思います。
フランスのランドカジノにドレスコードはありますか?
カジュアルな服装でもカジノ施設を利用できますが、ビーチサンダルやタンクトップでの入場は認められないケースがあるので注意しましょう。