ポーカーのプリフロップは、全部で5ラウンドに分かれているうち1番最初のラウンドを指す用語です。
また、4回設けられているアクション選択のうちの1つでもあります。
しかし、初心者の方にとっては、実際にプリフロップの重要性がどれほどのものなのか、何を考えるべきかというのは分かりづらいかもしれません。
このページでは、ポーカーの流れの始まりでもある、プリフロップについてわかりやすく解説します。
ポーカーのプリフロップとは❓
1番最初のベットアクションを選択するラウンドであり、2枚のカードが各プレーヤーにドローされるラウンドの名前です。
王道のテキサスホールデムなどのポーカーに採用されていて、ポーカー用語の1つでもあります。
特に名前を憶えておく必要はありませんが、知っていて損はないので、始めての方も、この機会に覚えておきましょう。
ポーカーの流れ🌊
オンライン ポーカーは5つのラウンドで構成され、4回のアクション選択のタイミングが設けられています。
このうち、アクション選択ができるのはプリフロップからリバーまでの4つのラウンドになります。
プリフロップの次のフロップをポーカーでは、第2ラウンドとしています。
ポーカーのフロップでは、3枚のコミュニティカードがドローされ、ハンド次第によっては、この時点で役が成立します。フロップの意味は、この3枚のカードを指します。
その後、ターンとリバーで1枚ずつのコミュニティカードがドローされ、ショーダウンでカードを公開し、役の強さを競います。
このように、プリフロップから始まり、フリップ、ターン、リバー、ショーダウンで完結します。
- プリフロップ
- フロップ
- ターン
- リバー
- ショーダウン
プリフロップのルール💚
冒頭でも説明したように、プリフロップでは2枚のホールドカードが各プレーヤーにドローされます。
それから、ポーカー ルールに沿って、SBとBBが強制ベットを行います。
それに続き、UTG,MP,CO,BTNとアクション選択を行い、最後にSBとBBのアクション選択になります。
参加している全てのプレーヤーのベット金額が揃うと、このラウンドが終了します。
プレーヤーが選択できるアクション✋
プレーヤーは、自分の前にアクション選択を行ったプレーヤーのベット額を基準に自分のアクションを選択します。
✅コール
前のプレーヤーと同額を追加する場合はコールを選択します。
✅レイズ
前のプレーヤーの2倍のベット額を追加する場合、レイズを選択します。
✅フォールド
ハンドが不利で勝ち目がないと感じたら、フォールドしてゲームを降りることが出来ます。
プリフロップで有利なハンド🃏
このラウンドで配られた2枚のホールドカードは、最終的に必ず役に絡めなければいけません。
なぜなら、ショーダウンで作る役はホールドカード2枚と5枚のコミュニティカードのうちから3枚を選択した5枚となるからです。
そのため、この2枚は極めて重要なハンドになります。期待される強いハンドは以下の通りです。
- 同じ数字のペア
- 連続する数字
- 同じ絵柄のペア
🔴同じ数字のペア
同じ数字のペアがドローされる確率は5.88%とされています。もし、ドローされれば、その時点でワンペアは成立します。
より強いハンドの成立にはAのペアやK,Q,Jなど数字の大きいペアが必要です。
🔴連続する数字
8,9やQ,Kなど2つの連続する数字がドローされた場合も、良いハンドになります。確率は15.7%です。
その時点では、何も成立しませんが、その後のコミュニティカードによってロイヤルストレートフラッシュやストレートなどの役の成立に期待できます。
また、連続する数字で絵柄も同じカードがドローされる確率は3.92%です。
🔴同じ絵柄のペア
上記の2つに比べると、少し弱いですが、同じ絵柄のペアも後の役に関わります。ドローされる確率は23.53%と高めで4回に1回くらいは可能性があります。
また、絵柄が同じだけで、数字が連続していないくてもコミュニティカードによって間を埋める同じ絵柄のカードがドローされれば一気にランクが上がります。
’💛最初のハンドが悪くても十分に逆転のチャンスがあるように、良くても逆転されることもあるので、油断禁物です。.’
注意点🚫
プリフロップでは、SBとBBの強制ベットがあるので、最初にアクション選択を行うのは、UTGになります。
BBの強制ベットに対して、最初のアクションを行うプレーヤーがコールすることをリンプと言い、悪手とされています。
フォールドするのは問題ありませんが、リンプは良くないアクションなので、避けましょう。
例えば、BBの次のプレーヤーがフォールドして、次もフォールドして自分に回ってきて、コールをするのも同じくリンプです。
ベット額を追加するのであれば、BBと同額はあまり良い手とは言えません。
もし、自分の前のプレーヤーがリンプをした場合は、コールかレイズで対処しましょう。
攻略法🔥
4回のアクション選択が可能なポーカーにおいて、1回1回の判断が勝負のカギを握ります。
アクション選択は1つ1つが非常に重要です。事前にポーカー 戦略を立てて計画的にゲームを進めましょう。
- 自分のハンドを見るタイミング
- ポジションを考慮する
- リンプをしない
📌自分のハンドを見るタイミング
自分に配られた2枚のホールドカードは自分の順番が回ってくるまで見ないようにしましょう。
まずは、カードを確認している他プレーヤーを観察することが優先です。そして、先にカードを見てしまうことで、相手に予測のチャンスを与えることを避けましょう。
📌ポジションを考慮する
アクション選択の基準には、自分のポジションも関係します。
自分のポジションが良ければ、多少ハンドが弱くても強気に攻めるのも1つの手でしょう。
また、自分よりも良いポジションにいるプレーヤーの観察も重要です。
📌リンプをしない
注意点でも説明したように、リンプは悪手とされています。
レイズもしくはフォールドを選択し、リンプしたプレーヤーにはコールかレイズで対応しましょう。
NG行為💡
前のセクションでも説明したように、リンプは悪手とされていてマナーに反します。
しかし、マナーに反する行為だけでなく、勝負において不利なアクションもいくつか存在します。ゲームの入りの段階で適切な判断が出来るように、やらない方が良いアクションを把握しておきましょう。
- 極端すぎるプレイ
- 極端すぎる戦略
- ポジションを把握していない
- レイズに対するアクション
☔極端すぎるプレイ
極端すぎるプレイについて詳しく解説すると、受け身すぎるもしくはアグレッシブすぎるプレイと言えます。
もちろん自分のハンドや相手の表情、仕草にもよりますが、ゲームの入りなので極端すぎる過ぎるプレイスタイルはおすすめできません。
☔極端すぎる戦略
ポーカーでは複数のハンドを持つことも出来ます。多くのハンドを持つことをルーズ、少ないハンドで勝負することをタイトと呼びます。
ルーズすぎるのも、タイトすぎるのもNGです。
☔ポジションを把握していない
ハンドの強い、弱いだけでなく、ポジションによっても選択すべきアクションは異なります。
ゲーム開始の時点で、自分がどのポジションで、どのような戦い方が好ましいかを確認しておきましょう。
☔レイズに対するアクション
オープンレイズに対してブラインドからコールしすぎるのもよくありませんが、コールしすぎないのもNGです。
状況に応じてバランスよく、臨機応変に対応することが重要です。
プリフロップが採用されているポーカーの種類🌟
主にラウンドが分けられているポーカーの種類は、フロップポーカーと呼ばれるタイプのポーカーになります。
それ以外のポーカーには、細かいラウンド分けはないことが多く、このページの情報を参考にするのであれば、フロップポーカーを選んでみましょう。
- テキサスホールデム
- オマハポーカー
- クールシュベル
🔑テキサスホールデム
ポーカーの定番と言えば、テキサスホールデムです。
2枚のホールドカードと5枚のコミュニティカードのうち、5枚を使い役を作るゲームで、このページの内容も全て、このテキサスホールデムに沿っています。
🔑オマハポーカー
オマハポーカーはテキサスホールデムの派生とされているフロップポーカーの1種です。
かなり似ていますが、唯一違うのは、ホールドカードが4枚配られるという点です。役が成立する可能性が高まります。
🔑クールシュベル
オマハポーカーの派生とされるフロップポーカーが、このクールシュベルです。
オマハポーカーと同じく、4枚のホールドカードと5枚のコミュニティカードですが、プリフロップのアクション選択前にコミュニティカードが1枚ドローされるのが特徴です。
よくある質問💭
ポーカーのプリフロップはどんなラウンドですか?
2枚のホールドカードがドローされ、1回目のアクション選択を行います。
強いホールドカードは何ですか?
同じ数字のペア、連続する数字、同じ絵柄のペアが有利となります。
ホールドカードとは何ですか?
自分だけが見れるカードで、全プレーヤーが2枚ずつ持っているカードです。
ポーカーの流れは何段階に分かれていますか?
全部で5段階に分けられています。
最後にアクション選択を行うポジションはどこですか?
プリフロップに限っては、ビッグブラインドが1番最後にアクション選択を行います。